Bal de Japon 2018

2018.11.11

日本初のデビュタント

Bal de Japon 2018を成功させました✨

私と吉右衛門は、勝手に日本を背負い、勝手に日本の農家を背負い踊ってきました。

夏場の農繁期、夜中に小屋で練習したり、星空の下の庭で練習したり。
田んぼで踊ったり。

そんなことして何になるの?
と思う方もいるかもしれませんが、私はただただ日本の未来と日本の農家の未来をかけて踊りました。


私は実家が農家で、親戚もほぼほぼ農家だったのでいつも農家の努力とその結果への落差を見ていてなんとも言えない虚しさに苛まれていました。

大人たちは子供たちに、『農家さんが一生懸命作ったんだからしっかり残さず食べなさいね!』とか、『農家さんみたいに努力しないとダメよ!』とか言っておきながら、影では、農家って汚れる仕事でよくやるよね。大変だよね。と笑っているのを聴いて子供ながらに心が壊れる思いをしたのを覚えています。

あんなに汗水流して努力して結果が伴わない上にこんな風に世間に言われるこの職業だけは絶対にしたくないな。と子供心にめちゃ感じた瞬間でした。

私が19歳で実家の農家を手伝い始めた時。

その時は、就職先見つかるまでの繋ぎでいいや〜。と、軽い気持ちで手伝っていたのですが、ある大人に言われた一言で私は一気に

『だったら私が魅せてやろうぢゃないか!』

と火が付きました。

その言葉は、

『農家の手伝いして偉いね〜。でも農家なんてやるくらいなら水商売でもした方がお金になるんぢゃないの?笑』

と。

めっちゃ蔑まれた感じで言われて、めっちゃ頭に来たのが正直なところでした。
その瞬間、農家、父母、祖父母、先祖、親戚、私に関わる全ての人をバカにされた気がして気が狂いそうでした。

努力しなさい。夢を持ちなさい。
と言いつつ、お金持ちはこうでああで、と文句を言う大人達。
波風立てないようにという大人たち。
夢を持ちなさいと言いつつ、外れた事をする人を見ると影でコソコソ悪口言う大人たち。
何もしないくせに人の失敗をあざ笑う大人たち。
私にはいつも嘘つきに見えて仕方なかったです。
だから、大人は大嫌いでした。

だから世間が言う、汚い、稼げない、辛い3K農業を変えたら世の中は変わるのかな?と考え、そこに挑んだという理由も自分の中ではあります。

そこからこまちギャルとして農家をかっこよく明るく魅せることに一生懸命取り組みました。
たくさんのメディアにも取り上げて頂き、側から見たら輝いているかのように見えていたのかもしれませんが、私はただただ、途中から、辛さと苦しさと悲しみに明け暮れていました。

1人では無理があると気づいてたんです。

また、勝手に1人だと思い込んでいた自分の弱さもあったとつくづく思います。

夫である吉右衛門に出逢った時は、この熱さは一体なんなんだ!?と思うほど不思議でした。
きっと私にはあるようでないモノを彼から感じ取ったんだと思います。

自分にないモノが欲しかったのか。

今となっては自分には元々あったんだと気づいています。

そして彼こそ日本の農業を変える1人だ!とあの時直感的に感じました。なので、本気のベストパートナーでしょう。

しかし、結婚してからの私は、いつのまにか妻として嫁として努めようと考えるようになってました。

世間体で言えばまあまあ可もなく不可もなくいい感じの奥さんってところでしょうか?

はみ出さなければ、そこそこ売れるでしょう。目立つとバッシングを受けた過去も私にはあったのでそこそこの安定感を保つように生きていました。

でも、人生って不思議です。
やっぱり私の人生は決まっているんです。

やっぱり呼び起こされちゃったんです。

それがexplorers club創始者、加藤さんの一言。

『自分の人生舐めすぎです』

私には衝撃的な言葉でした。

私は一体なにをしたかったんだろう。
私はなんで農家をしてるんだろう。
私がやらなくてはいけないことがたくさんある!と気づかされました。

加藤さんに出逢わなければ、私は今も自分の事ばかり考え、世間体を気にし、なんとなく毎日を生き、なんとなく波風立てないように作り笑いして、なんとなく周りに合わせて、それっぽい感じで人生を送り、死んでいくだけだったのではないかと。

これって、私が大嫌いだと思ってた大人達ですよね。
自分がそうなっていました。

結局、私が想い描いた理想の農家像からいつの間にか遠くに逃げていました。


でも、加藤さんに出逢い、行動に移す事で、私の1つの夢は叶っていました。

夢はどうせ叶う。

私は日本人として世界に魅せて行く。
私は日本の農家として世界に魅せて行く。

努力は結果として魅せなければいけない。

農家は本当は凄いんだよ!と子供心にずっと社会に魅せたかった景色を創ることが出来ました。

あなたが子供の頃に描いた理想像はどんな景色でしたか?
人生はあっという間です。

1人では見れない景色を一緒に見ましょう!!

I have everything 
We have everything